瀬棚町の夕日18:28
同じ場所17:40の夕日
泊村兜ラインパークのパークゴルフ場
岩内湾越しに泊村の原発が大っぴらに見える
神恵内(かもえない)の道の駅には流木を材料に芸術作品が・・・本音では気味が悪かった。
7月に岩内にも来ているが、この方面で取り忘れていた神恵内のスタンプのために神恵内村へ往復することになった。
途中の泊村は原発立地でいかにも栄えているが、隣の岩内町が原発を断ったのを泊村が誘致したと聞いている。
反対運動の末、これを拒否した岩内町民にはわずか10kmの泊村に原発が完成して岩内湾越しに丸見えの原発をどう思っているのだろうか。繁栄する泊村と衰退する岩内町、皮肉なものだと片付けられないと虎次郎は思う。
日本の国力の衰退のせいなのか、地方が衰退している現実を虎次郎はこの目で感じてきた。
衰退か繁栄かの岐路に立つ町村に大きな人参をぶら下げて、甘く囁く電力会社と経産省、悪魔に魂を売り渡す思いで招致するしか選択肢が無い地元、こんな構図が浮かぶのは虎次郎だけだろうか。
虎次郎は泊村兜ラインの高台から海を見ようと行ってみて、眼下のパークゴルフ場に気がついた。傾斜地の起伏に富んだ面白そうなコースに誘われてプレーしてみた。料金を払ってコースに出て見ると打ち上げ打ち下ろしに左右にうねっている。おまけにフェアウェイには石があるわ木があるわ、そのうえOB杭がやたらに目立つ難コースだった。ワンラウンド目はOB乱発でノックアウトされたが、2ラウンド目は何とかアンダーパーで面目躍如といったところ、ただ運動不足気味の足腰の鍛練には役立ったことは間違いない。
道南の日本海沿いに南下して、夕方5時20分に瀬棚町の道の駅てっくいらんど大成に到着したがここは閉店が5時、スタンプは押せないと分かって立ち往生してしまった。先へ進もうかとも考えたがどうせなら完全制覇をと此処で泊まることにした。
丁度居合わせた自転車の日本一周野郎とバイクの学生君を誘って有りあわせの材料で軽く一献、刻々と変化する夕日と雲を眺めながら北海道談義に花が咲いた。
ただ、めっきりと涼しくなったのを肌で感じる夕暮れだった。